2012年04月30日

「Q13 どうしても叩いてしまう/こころの子育て」


「Q&A こころの子育て 誕生から思春期までの48章」(朝日新聞社)より。


<ふたばのころ――誕生から小学校入学まで>


Q13 言うことを聞かないと、どうしても叩いてしまいます。

  → 親子だけで閉じてしまわない工夫や努力が大切です。



今の子育てで難しいのは、母親と子どもだけの閉じた関係が生じやすいこと。

昔だと、家にはたくさんの人がいたけど、今はそうではないことが多い。

ふたりきりだと、生じた感情がすぐに子どもに向けられてしまう。

家の構造、地域のあり方など、昔と比べて、閉じたものになっている。


だから昔に戻ったらいいとは言えないのが、難しいところ。

昔風の「みんな一緒で抜けられない」、そんな付き合いを煩わしく思い、それで人付き合いを避けてるところもある。

外に出るのは必要。でも、昔風は通じない。

人との付き合い方、地域や保護者間の連携、そんな中でどんな距離でどう付き合うか、練習が必要。


叩くでいえば、虐待にまでなっている場合は、専門家へ。

指摘されたりアドバイスを受けるというよりは、保護された空間で、中にあるものを徐々に出すといった感じで。





自分でありたい、でも、人とも居たい。

付き合いは必要だと思う、でも、あまり無理もしたくない。


個性やアイデンティティーの問題と、日本の文化の問題、いろいろ絡み合っていそうですね。

「抜けられない」「抜けにくい」「抜けたら文句を言われる」

こういうのはママさんグループでもあるし、会社でもありそう。

適応している人には問題ないし、大将になっている人は気分がいいけど、適応できない人は去るしかなくなる。

そんな状況でしょうか。


理想は、付き合いはするけど自分のことも大事にする。

集団も個人も、その時々で大切にする。

ただ、現実は、うかつに好きにすると孤立するし、自分を殺してばかりでは生きられないしで、難しいですね。

日本全体の問題であるような気がします。





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posted by 南方城太郎 at 19:51 | TrackBack(0) | こころの子育て

2012年04月28日

「Q12 思い通りにならないのは/こころの子育て」

「Q&A こころの子育て 誕生から思春期までの48章」(朝日新聞社)より。


<ふたばのころ――誕生から小学校入学まで>


Q12 思い通りにならないのは、育て方が悪いからですか。

  → 生きているんだから思い通りになるはずがないです。



親が子どもをコントロールできると思う → どうして思い通りにならないのだろう? と思う。

子どもは思い通りにならない物だと思う → そんなもんだと思う。


そもそも、「上手な子育て」は無い。

これさえすれば大丈夫という方法は、存在しない。


動物だって、植物だって、思う通りに育たないことは多々ある。

それと同じ、あるいは、それ以上に、生きている人間は思い通りにはならない。


思い通りにならなくても、罪悪感を持たないこと。

そんなものだから。

あせればかえって触りすぎて失敗する。

どうしようもない時は、一晩寝ることで一変することだってある。





完全な方法があると信じるから、どうして完全じゃないのかと思う。

でも、そんな方法はないから、何であれ、思うようにいかないことが起こる。

それが当たり前だと思えれば、余裕が出る。

余裕が出たら、前にあるものが見えてくる。

見えることで、気づくこともあると。


鉄則よりも大事なのは、見たり観察したりして、それに対応することかも。

花だって、様子を見ないと分からない。





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posted by 南方城太郎 at 21:49 | TrackBack(0) | こころの子育て

2012年04月26日

「Q11 手出し口出しする前に/こころの子育て」

「Q&A こころの子育て 誕生から思春期までの48章」(朝日新聞社)より。


<ふたばのころ――誕生から小学校入学まで>


Q11 「早くしなさい」「それはダメ」と、小言ばかり言っています。

  → 手出し口出しする前に、五秒待って様子を見るんです。



説教は簡単、でも、待つのは難しい。

正しいことを立て続けにいわれると、大人でも、人は硬直して身動き取れなくなる。

いちいち指摘してしまうのは、親がちょっとあせりすぎだから。

また、指導する方が楽で、エネルギーを使わないですむから。

逆に、待つのはエネルギーをすごく使う。


では、なぜ、待つのか?

それは、何か出てくるから。

話を聞くだけでも、遮らずに聞いていると、だんだんと出てくる。

難しい状況にあればあるほど、核心は最後まで出てこないようです。


一見、眉をひそめるようなことでも、話が出てくると、なるほどと思えることも。

どんなサインが潜んでいるか、それは待ってみないと分からない。





難しい問題ほど、口に出すのが はばかられるようです。

だから結果として、態度や行動となる。

人に見えるのは態度や行動なので、ややこしいですね。

真相が分からないまま、問題児扱いされることも。


口に出すのが、はばかられる。

思うことさえ、躊躇する。

それが出てくるのを待つわけ。

そこには何かあると。





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posted by 南方城太郎 at 13:48 | TrackBack(0) | こころの子育て

2012年04月23日

「Q10 イライラして叱ってしまう/こころの子育て」


「Q&A こころの子育て 誕生から思春期までの48章」(朝日新聞社)より。


<ふたばのころ――誕生から小学校入学まで>


Q10 イライラして叱ってばかりいます。どうしてでしょうか。

  → 親が不安になっているか、ちょっと期待が高すぎるからです。



子どものためを思いすぎて、イライラすることもある。

悪いことばかり目につき、あれをするなこれをするなと注意してしまう。

でも、よく観察してみると、悪いことばかりをしているわけでないことが見えてくる。

なのに よいことや問題ないことは見てもらえず、悪いことだけ指摘されると、子どもは たまらなくなってくる。


子どもに対する期待値が高すぎると、期待にばっかり気持ちが行って、ありのままの姿を見れなくなってしまう。

普通の幸せをと言いながら普通以上を期待したり、子どもと話し合うことなく一方的に幸福感を押しつけてしまいがち。

子どもは家族だけど別の生命を持った存在であることを忘れ、所有物のように思ってしまう。思ってなくても、そのように扱ってしまう。

イライラしたら、イライラしていることを意識し、ちょっと待って、子どもをよく見たらいい。そうすれば、おもしろいことも見えてくる。


イライラするのは、どこかに不安があるから。

不安が、別の形で出てくる。

そして、夫婦関係がしっかりしていると、不安は少なくなる場合が多い。





親子とは、奇妙なもんですね。

一番近い間柄だけど、まったく同じではないし、かといって遠い存在でもない。

同じで違う、一緒で別々。

これを忘れて どちらかだけになると、ややこしいことになりそうです。





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posted by 南方城太郎 at 22:02 | TrackBack(0) | こころの子育て

2012年04月20日

「Q9 親としてのカン/こころの子育て」

「Q&A こころの子育て 誕生から思春期までの48章」(朝日新聞社)より。


<ふたばのころ――誕生から小学校入学まで>


Q9 いまの子育てで気になることといったら何でしょうか。

  → 親としてのカンを磨くのをサボりすぎていることです。



子どもの心を察する、子どもが本当にしてほしいことは何なのか分かる、そんなカンが磨かれていないと。

むしろ、思い込みで動くことが多い。

信じたまま、修正もされない。


親は問題が起きた時、「子どものためにがんばっている」と言う。

でも子どもは、「何もしてくれない」と言う。

こういったズレが生じているようです。また、ズレの修正が行われない。


カンが鋭い人は、何が必要かを見抜く。

またそんなカンは、子どもと接する機会を多くして、よく見ているとだんだんと身についてくる。

こうすればこうなるといったことが、分かってくる。


せっかくの夫婦なのだから一緒にオムツを替えたりなどして、いろいろと話し合い、赤ちゃんはこういう時に笑うのかなどと了解し合うと、ゆとりも出てくる。





泣くにも笑うにも、理由があると。

それを見抜くカンが、最近はあまり磨かれていないという。

「こういうものだ」という方が定説になって、目の前のことがお留守になりがち。

なので必然、ズレが生じる。

互いの思っていることが違うので、そういったズレは広がりやすいと。

しかも、目の前のことを確認しないので、修正も難しくなる。


そうなると問題というのは、「目の前のことをちゃんと見ましょう」というメッセージである面も、あるのかもしれません。





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posted by 南方城太郎 at 22:45 | TrackBack(0) | こころの子育て