2012年04月13日

「Q6 世の中は悪くなったか?/こころの子育て」

「Q&A こころの子育て 誕生から思春期までの48章」(朝日新聞社)より。


<木のある風景>


Q6 いまは子どもにとって、悪い誘惑が多すぎませんか。

  → 誘惑に取り込まれない人間に育てることが大事です。



世の中は、思うほど悪くなっていない。

昔に比べると、自由度は上がっている。選択肢も、広がっている。

報道が「こんな悪いことが起こってますよ」といった風だから腹が立ったり不安になったりするけれど、実際は悪いことばかりではない。

むしろ、昔あった悪いことは改善されている。


ただ、その改善に伴って新たな問題が出ているので、それが目につきやすい。

ということは、改善によって無くなった問題と、改善によって生まれた新たな問題とを比べれば、世の中はそんなに悪くないことが分かる。


今の世の中は、自由度が増えた分、転落の可能性が高くなっている。

昔風の制限が無くなったことで、新たな問題が生じた。

自由に生きるには、その自由によって転落しないだけの人間を育てることが望まれる。


昔より自由になった子どもは、ひとりで大人にならなければならなくなった。

そして社会も、大人になるための儀式を失っている。

大人になるには、こころのエネルギーを使うような、新たな儀式を創造しなければならないのかもしれない。





悪いこと、怖いことばかりに注目するから、世の中が悪くなったように思える。

逆に、なくなった昔の悪い部分はもう見えないので、気にしなくなる。

こうして頭の中では、今の悪い部分だけが占めやすくなるようです。

改善されたことも多いのに。


とはいえ、危険がないわけでもない。

自由に動きやすい分、転落する可能性も。

なので昔は必要なかった、けれども今は必要な、そんな準備を整理しないといけないのかな?





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posted by 南方城太郎 at 07:00 | TrackBack(0) | こころの子育て
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