2012年06月25日

「Q26 子どもが学校に行きません/こころの子育て」


「Q&A こころの子育て 誕生から思春期までの48章」(朝日新聞社)より。


<新芽のころ――小学校時代>


Q26 子どもが学校に行きません。どうしたものでしょうか。

  → せっかく行かないのだから「チャンス」と思ってください。



学校に行かなくなると慌ててしまうけれど、きちんと対応すれば、時間がかかっても卒業する。

ただ、しばらく様子を見てそれでも行かないようなら、専門家に相談した方がいい。


大事なのは、親がどのくらい本気で考えるか、どれだけ子どものためにエネルギーを使っているか。同じ「学校には行かなくていい」という言葉でも、あっさり開き直って言うのと、悩んだ末に判断するのとでは、違ってくる。

社会や制度のせいにする場合でも、いろいろ見聞きし真剣に悩んで判断したのと、ちらっと聞いただけとか○○さんがテレビで言ってたというのでは、全然違う。

子どもが学校に行けなくなるほど悩んでいるのに、親の方がエネルギーを使ってなかったなら、子はゲンナリしてしまう。


朝起きられない子の場合、低血圧であることも。そんな時は頭ごなしに叱らないで、きちんと診察してもらって、アドバイスを受ければいい。

生き方がいろいろあるように、接し方もいろいろある。対処の仕方次第で、生活しやすくなるかもしれない。体質などの問題を、精神論で語らないこと。


学校へは行っていても、勉強に身が入らなくなることもある。

それは、勉強の面白さというものを教えてもらっておらず、本当の意味での好奇心が育ってないから。

特に、成績でしか評価してもらっていないと、何もかもが面白くなくなってくる。


あまりに子どもに期待を押しつけ過ぎると、どこかでツケを払わねばならなくなる場合も。

人間はずっと成功するわけにはいかず、どこかで挫折を経験するもの。

そして挫折した時は、子のみならず、親にとっても正念場に。


「これが好き」というのがない子ほど、つまづきやすい。

だから子どもの好きなものを取り上げると、あとでまた、ツケを払うことになったりする。

過剰に管理せず、「何が好きなんだろう?」「どういう人生を歩もうとしているんだろう?」と、子どもの側から見て考えるのはすごく大事。





学校に行かないのか、学校に行けないのか。

行きたくても行けないから、すごくつらいと。

そんなつらい時に、あっさりやられると、余計にゲンナリしてしまう。

特に、何らかの見直しが迫られている時、それを無視して他のもののせいだとして騒ぐと、絶望的な気分になることも。


学校に行く行かないは表面的なものなので、そこにばかり注目すると、余計に見えない。

その奥にあるものが何なのか出てくるまで、性根を入れて待つしかない。

そんな時に大人が逃げてばかりいると、子どもはもうたまらなくなる。


何らかの見直しの時が来ているのだとしたら、そこにエネルギーをつぎ込むつもりで。





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posted by 南方城太郎 at 19:17 | TrackBack(0) | こころの子育て
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